内山 博の基地ミニ講座



2007/06/05
沖縄嘉手納基地包囲に参加

執筆者: 旅システム (9:00 pm)
 5月13日午後2時に開始された人間の鎖は、残念ながら7ヶ所が繋がらなかったですが、嘉手納基地の周囲17キロに15,300名の人たちが人間の鎖に参加しました。
北海道からは私一人でした。
 (おかげで遠くからの参加者ということでたくさん取材を受けました。)

 沖縄は復帰35年、今も世界で例のない基地の島として、在日米軍専用基地の75%の面積が集中しており、「基地の重みで沈みそう」と言われています。
「殴りこみ部隊」といわれる海兵隊がアメリカ本国以外で常駐しているのは、沖縄と岩国だけです。
この部隊がアフガンやイラクで破壊と殺戮を繰り返している、沖縄に帰ってくると、荒んだ気持ちのまま酒に溺れ、傷害、婦女暴行、飲み逃げ、乗り逃げ、交通違反、はては殺人などの犯罪が日常茶飯事になっています。
 
 米海兵隊の一部をグアムに移転させるのに約7千億円、巨大な新基地を建設(辺野古)に約1兆円、その他合わせて3兆円、何故米軍の基地強化の費用を日本の4人家族で10万円も負担しなければならないのでしょうか。
 
 5月13日の沖縄タイムスの朝刊の復帰35年世論調査によると、復帰「評価」89%、「本土と格差」87%、基地縮小を85%の県民が望み、「集団自決」修正反対は81%、沖縄戦体験継続「必要」9割となり平和を望む心なお健在です。

 2回の選挙(知事選、参議院補欠選)で統一候補の敗北、さぞかし元気をなくしているのかと思っていましたが、反対に大きな確信を持っていました。
基地、安保問題で県民の意識が統一されたこと、沖縄タイムスの世論を見ても本土との温度差を感じました.
本土の我々も沖縄の問題ではなく、沖縄と心一つに、そして矢臼別、F15移転で連帯した闘いをしましょう。
 
 最後に、環境アセスメントを無視した自衛艦「ぶんご」(掃海艇母艦)による辺野古沖の環境調査の強行に反対する連帯の闘いをしましょう。
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