缶   詰


 旅システムさんのエントリ配信

2007/02/03
高教組小樽支部 中川匡史 ―アメリカはえらそうにいうな発言と北海道の低空飛行―

投稿: 旅システム (3:45 pm)
缶詰 2回目に登場は、高教組小樽支部の中川匡史氏です。
化学物理の先生ですが、小樽の原水協・平和委員会・平和展実行委員会に所属し、基地問題平和問題に関しては、非常に研究されていらっしゃいます。
内山の基地ミニ講座にも今回は登場していただいています。




 最近、久間防衛大臣の発言が面白い。
 27日、長崎県諫早市内で講演した大臣は、日米両政府が合意している在日米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古崎への移設案についてつぎのように語ったという。

「(沖縄)県知事のハンコをもらわないとならない。知事の意見を聞き入れながらやっていかなければならないが、この辺が米国はよく分かっていない」。
さらに、
「日本は地方分権になっている。(事務方を通じて)米国に『あまり偉そうなことを言ってくれるな。知事と一生懸命話しているから、もうちょっと待ってくれ。日本のことは日本に任せてくれ』

と述べたそうだ。
 よくわかってるじゃないか。

 日米の外務担当者は愕然。早速、発言を紹介した読売の英字紙は、問題の発言を
"We're in the process of telling the United States not to be so bossy and let us do what we should do." と訳しています。
 そうか。「偉そうに」を英語にすると「bossy」なのか、 と感心しながら、千歳市と防衛省がF15訓練移転で協定を結んだニュースや、北海道ができたばかりの石狩湾新港に最新鋭のミサイル迎撃装備をもつステザムの入港を許可したニュースを聞けば、彼我の自治体の姿勢の格差に再び愕然となります。

 上の図は、北海道の低空飛行被害の図です。ラインは、自衛隊の訓練空域を示しています。
 ほとんどの被害が、ラインの境界で起こっていることがよく分かります。そして、その実態は、自衛隊機ではなく、三沢の米軍機によるのというのは、関係者の間では周知の事実だそうです。
 いまでさえこうなのですから、F15の訓練が実際に千歳にきたらどうなるか、心配な限りです。
 資料は、日本共産党北海道国会議員団事務所(紙智子さんの事務所)、花岡ユリ子道議の議会質問資料から再構成しました。
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